2025/07/04
今回は海岸付近のイルミネーションの設置というテーマです。
海岸でイルミネーションを設置する場合には塩害を考慮する必要がありますので詳細を説明していきます。
海から吹く風には塩分が含まれており、その塩分が商品に付着することで商品に与えてしまう状態指します。イルミネーションについて、防滴仕様として販売されている商品は、雨の水滴には耐える設計になっていても、塩害については対応ができないというケースが想定されます。塩分を含んだ風により塩分が商品内部に入り込む事で、金属の腐食が早く進み、イルミネーションの寿命にも影響してくる部分になります。
商品のタイプ別に、塩害の対策についてまとめました。
これらのタイプについては、塩害による腐食のリスクを考慮しなければならない商品という事になります。これらの商品は、配線の先端にLEDを装着し、その部分をチューブによる収縮を行います。過去の販売実績からもお伝えしたいのは、これらの商品は塩害の影響が出ると、寿命が著しく短くなる可能性があるという事になります。
防滴タイプのイルミネーションの場合、雨には耐える設計になっているのですが、塩分を含んだ潮風が商品の内部まで入ってくると金属腐食が進んでしまうリスクがあります。お客様から聞いた話になりますが、海岸の近くにストレートライトを設置したら1週間でダメになってしまったという事も聞いた事もあります。
ロープライトについては、チューブ状の素材の中にLEDを埋め込んだタイプとなっております。
こちらについては、ストレートライト等と比べ、LED部分が中に入っている事もあり、塩害による影響が受けにくく、実際に当店でもご利用いただいているケースもあります。
商品の耐久性を向上させるという面では防水対策を考慮する必要があります。
まず、ロープライトとコントローラーのつなぎ目と、ロープライトの末端の部分については防水処理が必須となってきます。つなぎ目部分は自己融着テープでしっかり防水処理をおこない、さらに外側にもビニールテープを巻いて使用するにしましょう。
コントローラについても、そのまま配置しただけでは塩害の影響を受けるリスクが高まります。おすすめなのは、コントローラー自体に風や水滴の侵入を防止する為、ボックス等の中に入れる方法です。空気の影響を受けにくいボックスの中に入れる事で、塩害を受けるリスクを下げる事が出来ます。
また強風についての対策も考慮する必要がでてきます。イルミネーションは強い風が吹くと商品に負荷がかかる事があります。ロープライトの場合でも、強風により商品に負荷がかかってしまったのではとご指摘頂いた事もあります。引っ張るという行為も断線のリスクを伴います。風の影響を受けにくくするため、きちんと固定をして使うという事が重要になってきます。
イルミネーションは安い買い物ではありません。適切に使用しなかった場合、イルミネーションの寿命を縮めてしまうという事にもなりますので、事前に商品の仕様をしっかり確認して使用しましょう。
当店では、使用場所に伴うご相談等にも対応しておりますのでご不明等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
イルミファンタジー
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